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舎人公園野草園の比較的珍しい野草 [植物観察]

本ブログの総アクセスは99万を超え間もなく100万となります。ブログの内容は舎人公園に関するものが多く投稿されています。舎人公園野草園の管理は東京都公園協会の助成にもとで運営されています。毎年全シーズンで約400種の野草が生育していますが、これらの野草の中から、普段みることの少ない野草をピックアップして紹介させて頂きました。野草に興味のある方は是非見に来てください。私がいればご案内させて頂きます。

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カタクリの花:葉が二枚でないと開花しない。

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ヒメリュウキンカ:早春美しいはなを咲かせます。

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クサイチゴ:食べるとおいしいイチゴです。

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ノジシャ:江戸時代栽培されたものが野生化。食用になる。

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クモマグサ:園芸種のようです。

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ヒトリシズカ:我が家の坪庭に生えています。

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イカリソウ:花が錨のような形をしている。

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キケマン:ツクシキケマンの変種、赤っぽい太い茎が特徴。

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ムラサキケマン:キケマン属の越年草。

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オドリコソウ:ヒメオドリコソウより花、葉ともに大きいです。花の形が傘をかぶった踊り子に似ている?

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ヤマブキソウ:花がヤマブキの花に似ている。

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コンロンソウ:タネツケバナ属の多年草。

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ウラシマソウ:毎年生えてきます。最初はタケノコ状の新芽。地下の球茎で個体が増えます。

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ウラシマソウ:上の写真の個体が成長し、肉穂花序の先端の付属体が糸状に長く伸び、浦島太郎の釣糸に見立てたとか。

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ヤブレガサ:発芽当時は全面絹毛でおおわれています。外敵から守るため?

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ヤブレガサ:上の写真より少し生育が進んできました。

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ヤブレガサ:和名の由来はこの頃の若い葉の様子が破れ傘に似ているから。


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舎人公園野草園の真冬に咲くスノードロップとロウバイ [植物観察]

真冬に咲く花は少ないのですが、舎人公園野草園に咲いている美しい花、表題の二点を紹介させていただきます。スノードロップはヒガンバナ科で、学名のGalanthus(ガランツス)のガラ(乳)とアンサス(花)の合成語で乳白色の花という意味で、英名はスノー(雪)ドロップ(しずく)、和名は待雪草です。積雪のある時の花はあたかも雪のしずくの様に映ります。

ロウバイはロウバイ科の落葉低木で、漢字では蝋梅と書くのでバラ科の間違えることも?花びらに艶があり、まるで蝋細工のような花です。花や蕾の蝋梅油を薬として使用するようです。よく見られる素心蝋梅(ソシンロウバイ)は花の内側が茶色に着色しなくて花被片全体が黄色っぽくなります。舎人公園野草園の蝋梅は来園者の方の寄贈で3年目にやっと花が咲きました。舎人公園で唯一のもので貴重です。

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スノードロップ:下向きに咲きます。現在20個体咲いています。

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昨年のスノードロップ。

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2008年に本ブログに投稿した写真です。まるで雪のしずくの様に咲いています。

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蝋梅の蕾:まだ木が小さく将来が楽しみです。

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蝋梅の花:この花も下向きに咲きます。冬目立つ花です。間もなく舎人公園のサンシュユが咲きます。


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舎人野草園のシモバシラの霜柱(氷柱)と霜柱生成メカニズム [植物観察]

舎人公園野草園のシモバシラの霜柱に関する本ブログへの投稿は2007年より7回になります。今年の霜柱は見事であったので投稿に至りました。以下に写真で紹介させて頂きました。写真1,3はホームページ「舎人公園野草園」から引用させて頂きました。

過去の投稿で野草のシモバシラが霜柱を形成するメカニズムを簡単に述べています。それによると以下の様になります。「野草のシモバシラ(シソ科)は、冬地上部が枯死するが、根は生きており、根で吸い上げた水分が枯死した茎を毛細管現象で上昇し、冷却されて氷結します。このことを繰り返して氷結が発達し、綿菓子状の氷結(霜柱)が完成します」。この程度の記述ですがそれで充分ではないでしょうか。と言うのは、最近の霜柱が形成される詳細な原著論文をいくつか調べたのですが、諸説あって定説はなく、これからの研究に託されているようですが、私なりに判断すると上記.とあまり変わりませんが次の様になります。

 地中の水が枯死した.茎の導管などや維管束を毛管現象で上昇し、枯死した茎の表面からその水が染み出し氷結を繰り返して棉状の霜柱が形成.される。では地中の水とはどんな水でしょう。地中は気温が地表より高く越冬している根は活動していて、主にこの根からの水が枯死した茎の.維管束などの毛細管現象で地上に上昇する。


最近の原著論文紹介

シモバシラによる霜柱形成におけるいくつかの新知見:犀川政稔、環境科学東京学芸大学紀要自然科学系、2006
 

シモバシラ (Keiskea japonica)に成長する氷花の形成メカニズム~気象環境および茎内部構造の影響、北海道大学大学院 環境科学院、田丸 隼也(2012

シソ科植物「シモバシラ」による氷晶析出機構への物理的アプローチ、日本雪氷学会誌、75、(2013

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写真1 南側野草園(クスノキの下)のシモバシラに生成した霜柱、結構巨大です。

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写真2 写真1に写っているものと同じ個体で、霜柱が生成していない時の地上部が枯死したシモバシラ:元気な大きな株でした。

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写真3 野草園東のケヤキの下のシモバシラに生成した霜柱。

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写真4 写真3と同一個体で霜柱が生成していない時の様子。

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写真5 シモバシラの霜柱の掲示。

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写真6 野草シモバシラの開花風景。

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写真7 2009年の霜柱:横の広がりが見事でまるで綿菓子の様です。

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写真8 2010年の様子 




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サクラタデ・シロバナサクラタデの異形花柱性 [植物観察]

サクラタデ・シロバナサクラタデの異形花柱性

舎人公園野草園にはサクラタデ、シロバナサクラタデが現在開花中です。

その他、ヤナギタデ(ホンタデ)やアイが開花しています。今回はこれらの比較的珍しく価値の高いタデ科の植物を取り上げました。

 

はじめに、サクラタデ・シロバナサクラタデの異形花柱性について、その後ヤナギタデとアイを紹介させて頂きます。

著名な図鑑類で、サクラタデ・シロバナサクラタデは雌雄異株と記載されています。すなわち、雄蕊が長く雌蕊が短い花を雄花、その逆を雌花と区分していたのです。しかし、1996年シロバナサクラタデに関する平塚・中尾の研究「植物研究雑誌」(71,981041996)で花は雌雄異株ではなく異形花柱性であることを報告しております。その後西廣らにより、本種の異形花柱性に関する詳細な研究が行われました(19982000)。これはどういうことかと言いますと、これらの花には短花柱花と長花柱花の2形があり、短花柱花は雌蕊の長さが雄蕊よりかなり短く、雄蕊は花被(花びらに見える萼片)から突き出ています。長花柱花はこの逆で雌蕊は花被から突き出ます。このように、一つの花に雄蕊と雌蕊があり、種もできることが解明されたのです。同一株には1つの形の花のみを着けます。異形花柱性は被子植物で24科知られています。

以下写真でこれらの現象を紹介させて頂きます。さらに、ヤナギタデ、アイの開花も続けてご覧下さい。

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サクラタデの開花:8本ある雄蕊が花びら(萼片)から突き出ており、短花柱花です。見ずらいですが、短い雌蕊が3個の別れた花柱があります。

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図は雌蕊の模式図です。上の雌蕊は短花柱花(左)と長花柱花で、ともに3個の柱頭に分岐しています(サクラタデ)。下は短花柱花(左)と長花柱花でともに2個の柱頭に分岐しています(シロバナサクラタデ)。サクラタデは雄蕊の数は通常8本、雌蕊は3分岐時に2分岐するようです。シロバナサクラタデの雄蕊は6本(牧野植物図鑑では8本と記載)雌蕊は2分岐、時に3分岐)。

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サクラタデ:花蜂らしき媒介昆虫がいました。

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サクラタデ:ヒラタアブが盛んに蜜を吸っていました。上左の一つの花で8本の雄蕊が花被から突き出ています。この花は短花柱花です。

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シロバナサクラタデの花:これも短花柱花です。短い雌蕊の2分岐が見とれます。

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シロバナサクラタデの開花:これも短花柱花です。長い雄蕊は6本でした。

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ヤナギタデ:一部開花していました。花はサクラタデ・シロバナサクラタデに比べて非常に小さいです。

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ヤナギタデの花。ヤナギタデは香辛料に利用。かむと辛いです。

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ヤナギタデの花の拡大写真。

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アイの開花:アイは染料に利用される。

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アイの花の拡大写真。

 

 

 

 

 

 


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舎人公園野草園のカラスウリの虫こぶ [植物観察]

舎人公園野草園のカラスウリの虫こぶ

 虫こぶとはタマバチ、タマバエ、アブラムシなどの昆虫やダニ類、線虫、菌類、細菌、マイコプラズマなどによって引き起こされ、虫こぶは569種の植物に1400種類確認されています。その発生メカニズムは解明されていませんが、例えば、昆虫が植物に産卵・寄生するとその刺激によって組織が異常に増殖し、こぶが出来ます。虫こぶの名前の付け方は、分かり易いように次の様に命名されます「植物名+つくられる場所+こぶの形状+ふし」。今回投稿したカラスウリの虫こぶは、カラスウリクキフクレフシでそのような順になっています。エゴノネコアシやイスノキイチジクフシなどはフシや作られる場所が省略されています。以上の内容は本ブログ2009年5月2日投稿の「虫こぶのお話し」を参考にしたもので、虫こぶの詳しい内容はそちらの方をご参照ください。舎人公園にはキカラスウリが生えていますが虫こぶは見られませんでした。

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カラスウリクキフクレフシ:カラスウリの茎が膨らんだ虫こぶで、ウリウロコタマバエが茎に産卵し、その中で幼虫が孵化します。幼虫はそのまま越冬するようです。

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カラスウリクキフクレフシの例

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カラスウリクキフクレフシの例

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小石川植物園のカラスウリクキフクレフシ(撮影:吉元さん):ヘビウリに似ています。

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フシの中にすでにウリウロコタマバエの幼虫がいました。一つのフシ(膨らみ)に一匹います。ピントが甘いですが(スマホで写し拡大したので)黄色っぽいのが幼虫で長さは4-5mm位でした。

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虫こぶの中のウリウロコタマバエの幼虫:一番左の幼虫は真下の向きです。

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虫こぶの中のウリウロコタマバエの幼虫:上の写真と同じ幼虫で、やや左に曲がっています。観察していると肉眼で動くのが分かりました。


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向島百花園での観察会に参加して [植物観察]

先月向島百花園主催の観察会があり参加しました。講師は専門の方でした。携帯用のイヤホンで遠方でもよく聞こえました。盛会で一時間位園内を回りました。コンニャクは今年は開花していません。ヘビウリが実るでしょう。現在開花中の植物を中心に紹介させて頂きました。

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ヤブマオウ:イラクサ科多年草。カラムシの仲間で共に茎から繊維が取れる。カラムシの新しい葉の裏は真っ白で、押し花に使われる。

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ヤブカンゾウ:ユリ科多年草。これは八重咲でノカンゾウは一重咲き。

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モリアザミ:キク科多年草。花は9-10月。アザミの仲間で根は食べられる。間もなく開花です。

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ムクゲ:アオイ科落葉低木。八重咲の品種でよく目立ちます。雄蕊が花弁化し種は出来ないとか?

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ヒメヒオウギズイセン:アヤメ科多年草。園芸ではクロコスミアと呼ばれる。ヒオウギズイセン属の雑種。

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ヒゴタイ:キク科多年草。花は8-9月。葉はアザミに似て棘を有する。

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ヒオウギ:アヤメ科多年草。花は長く扇状に広がる。8月開花。

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ノリウツギ:アジサイ科落葉低木。アジサイの仲間ですが開花は遅く夏に咲く。

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ニホンハッカ:シソ科多年草。メントールの材料で北海道北見にはハッカ記念館がある。舎人公園野草園にもあります。

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ナツズイセン:ヒガンバナ科多年草。花は桃色で葉はスイセンに似ていて花が夏に咲く。キツネのカミソリに似ているが花の色が異なる(キツネノカミソリは橙色)。

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トロロアオイ:アオイ科多年草。花がオクラに似ているので花オクラとも呼ばれる。この根の粘りは色々なつなぎとして利用される。

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トモエソウ:オトギリソウ科多年草。前回向島百花園の植物紹介で掲載したので説明は省略させて頂きます。

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トウゴウギク:キク科オオハンゴンソウ属多年草。北米原産。東郷元帥がイギリスから持ち帰ったことに由来する。ルドベキア・フルギタで流通。

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タマアジサイ:アジサイ科多年草。蕾が丸いのでこの名が付けられた。花は7-8月で咲けば普通のアジサイの形。

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コブナグサ:イネ科一年草。黄八丈の染料。葉はチジミザサのようなちぢれは無く茎を抱く。舎人公園野草園では今年は生えませんでした。

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コバギボウシ:キジカクシ科多年草。ギボウシやオオバギボウシに似ている。7-8月開花。園芸品種多数。

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ギンミズヒキ:タデ科多年草。ミズヒキの一品種とされているが、自生種説もある。ふの入るものが多い。舎人公園野草園にも生育しています。

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オイランソウ:ハナシノブ科一年草または多年草。花魁の白い粉の香りが似ているとか。花は白もあり派手。別名フロックス、クサキョウチクトウ。


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向島百花園の6月の野草 [植物観察]

向島百花園では色々な野草が豊富です。バショウにバナナのような実がなっていました。観客の方の多くはバナナと言っていました。今回印象に残った野草、舎人公園野草園では見られない野草を中心に紹介させて頂きました。

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水辺の風景

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ハマギク:キク科多年草。野菊の一種で海岸に自生。日本固有種で9-10月マーガレットやノースポール似た花を咲かせる。

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シモツケソウ:バラ科多年草。下野の国(栃木県)に多く生えていた。5-7月開花で白花もある。似た花に栃木県で発見された落葉低木のシモツケがあります。

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アワモリショウマ(泡盛升麻):ユキノシタ科多年草。日本固有種で5-7月茎の先に穂状の白い花が咲く。小花が泡のように咲くから。

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ナガボノワレモコウ:バラ科多年草。花は8-9月で白(ナガボノシロワレモコウ)又は紅紫色で、花序はやや長く直立か垂れる。カライトソウは花序は長く、垂れる。ワレモコウは花序が短く直立する。

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ムラサキセンダイハギ(先代萩):マメ科多年草。5-8月青紫の花を咲かせる。写真右上は花で、ちょうど咲いていました。

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バイカイカリソウ(梅花錨草):メギ科多年草。4-5月開花し、白い花が梅に似ている。

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ヤグルマソウ:ユキノシタ科多年草。花は6-7月円錐状の花序を着け、花弁は無く萼片の色ははじめ緑白色で、しだいに白色に変化する。葉の形が鯉のぼりの矢車に似ている。キク科のヤグルマギクと混同しやすい。

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カザグルマ(風車):キンポウゲ科多年草。5-6月白~薄紫色の花を咲かせ、花の形が風車に似ている。写真左上は果実で、けまり状。テッセンは近縁種で同じセンニンソウ属。

クガイソウ.JPG

クガイソウ:オオバコ科多年草(旧ゴマノハグサ科)。茎に輪生する葉が多層になっているので九蓋草、九階草)。

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シライトソウ(白糸草):ユリ科多年草。学名は雪の筆を意味する。4-7月開花し、瓶などを洗う「ブラシ」に似ている。


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国立科学博物館付属自然教育園の目に着いた野草 [植物観察]

この5月下旬自然教育園に野草見物に行ってきました。ここでは春夏秋冬色々珍しい野草が見られます。今回目に留まった野草の一部を紹介させて頂きました。

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イヌショウマ:キンポウゲ科多年草。日本固有種、8~9月白い穂状花序を着ける。

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イカリソウ:メギ科多年草。春咲く赤紫の花が錨に似ている。

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アオイスミレ:スミレ科多年草。日本固有種で葉の形は葵(フタバアオイ)に似ている。3~4月白紫の花を着ける。

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マツカゼソウ:ミカン科多年草。8~10月白い多数の花が咲く。

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シロヨメナ:キク科多年草。シオン属でノコンギクの亜種。カントウヨメナなどはヨメナ属。8~11月白い花を咲かせる。

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カンアオイ:ウマノスズクサ科多年草。ギフチョウの食草で冬でも枯れないので寒葵。日本固有種で秋開花。

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ムサシアブミ:サトイモ科多年草。春、仏炎苞に包まれた肉穂花序を着ける。マムシグサやウラシマソウに似ている。

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オオバギボウシ:クサスギカズラ科(旧ユリ科)の多年草。若葉はウルイと呼ばれ山菜として賞味される。毒草のコバイケソウと間違えやすい。ギボウシやコバギボウシの仲間。6~8月、白または紫色のロート型の花が咲く。

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ハグロソウ:キツネノマゴ科多年草。日本固有種で半日蔭で生育する。9~10月淡紫色の花を咲かせる。姿はキツネノマゴに似ている。葉が黒ずんだ色なのでハグロソウとか。

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モミジガサ:キク科多年草。葉が開く前は傘のように折りたたまれていて、葉が開くと葉はモミジに似ている。花は8~9月茎の先に円錐花序状の白紫色の頭花を着ける。未展開の葉は山菜になる。

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ヤブレガサ:キク科多年草。根出葉が一枚では花茎が出ない。若い葉の様子が破れ傘に似ている。7~8月白く開花するが、今回は既に開花していた(写真左側)。


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東京国立博物館の前のユリノキ [植物観察]

東京国立博物館の前のユリノキ

ユリノキ:モクレン科ユリノキ属、別名半纏木・チューリップツリー。北米原産の蜜源樹。

明治8-9年日本に渡来したユリノキの30粒の種子から苗に育てられ、明治14年頃新宿御苑や上野国立博物館前等に植えられたと言われています。小石川植物園のユリノキも同年代と推定されています。色々調べてみますと、新宿御苑に最初に植えられたようです。しかし、国立博物館もほぼ同年代言われています。新宿御苑のユリノキは樹高34m、樹幹週4.5m、樹齢134年とされています。東京国立博物館のユリノキは樹高24m、樹幹週5.9m、樹齢120年というデータがありますが正確かどうかは分かりません。こんど行ったとき幹回りを確認して見たいです。東京国立博物館は「ユリノキの博物館」「ユリノキ館」と呼ばれて親しまれています。

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ユリノキ全景

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ユリノキ下部と花(左上):花は舎人公園で撮影したもの。

 


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木場公園の外来植物 [植物観察]

9月に都立木場公園外来植物園に見学にいきました。普段見慣れない外来種が沢山生育していました。一部ですが目に留まったものを紹介させて頂きました。

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イボクサ:ツユクサ科イボクサ属の一年草。湿地に生える。

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イワヨモギ:キク科ヨモギ属の多年草。大型の草本で茎は1m以上になり木質化する。

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エノキアオイ:アオイ科マルバストルム属の多年草。葉がエノキに似ている。

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オキナアサガオ:ヒルガオ科フサヒルガオ属の一年草。花序が翁を連想させる。

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カンザシイヌホオズキ:ナス科サス属の1~多年草。光沢のある果実をカンザシに見立てた。果実は上向きに着く。

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ゴマギク:キク科ブクリョウサイ属の一年草。草丈は1~2mで、花粉症の原因になる。 

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ショウジョウソウ:トウダイグサ科ユーフォルビア属の一年草。ポインセチアの仲間。

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セイヨウフウチョウソウ:フウチョウソウ科フウチョウソウ属の一年草。別名クレオメ。

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タカサゴユリ:ユリ科ユリ属の多年草。野生化し道端などに生育している。

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タマザキクサフジ:マメ科コロニラ属の多年草。牧草や道路法面に使用される。

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ツノゴマ:ツノゴマ科ツノゴマ属の一年草。角の着いた果実ができる。若い果実はピクルスとして食用になる。

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マルバフジバカマ:キク科アゲラティナ属の多年草。シロバナフジバカマの名で流通している。

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ヤノネボンテンカ:アオイ科ヤノネボンテンカ属の多年草。茶花などとして栽培される。別名タカサゴフヨウ。 

 

 

 


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向島百花園の植物 [植物観察]

向島百花園の6月の主な植物を紹介させていただきました。普段あまり目にすることの少ない植物が豊富です。ほんの一部ですが紹介させていただきました。

写真をクリックして拡大して見て下さい。

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キョウガノコ バラ科シモツケソウ属。初夏の頃、ピンク色のつぶつぶの
小さい花を密生させて咲く。花も葉もシモツケソウシモツケソウとそっくり。名前は京染
の鹿子絞りに似ているから。
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キリンソウ キリンソウ(麒麟草)は、ベンケイソウ科マンネングサ属の
多年草。68月茎頂に多数の5ミリくらいの鮮黄色の小花をつけ美しい。
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クガイソウ : オオバコ科クガイソウ属の多年草。かつてはゴマノハグサ科
花期は7-8月。茎の先端に穂状になる長い総状花序をつけ、
淡紫色の多くの花をつける。茎に輪生する葉が層になってつくので、
九蓋草、九階草の名がある。
 
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コマツナギ : マメ科コマツナギ属の落葉小低木。名の由来は茎や
根が丈夫で引き抜くのが困難で、駒(馬)を茎につなげておくこともできる。
 
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シロミノコムラサキ : クマツヅラ科(APG分類体系ではシソ科)
ムラサキシキブ属の落葉小低木。本種はコムラサキの変種の
白実種で、シロシキブはムラサキシキブの変種の白実種。
コムラサキのように花柄の付け根と葉柄の付け根が少し離れている。
 
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ムラサキシキブ : クマツヅラ科ムラサキシキブ属落葉小低木。
APG分類体系ではシソ科ムラサキシキブ属。花柄の付け根と葉柄
の付け根がくっ付いている(写真)。
 
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トモエソウ トモエソウ(巴草)、オトギリソウ科オトギリソウ属
多年草。名前の由来は卍 のような形をした花。
 
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ナルコユリ : キジカクシ科アマドコロ属の多年草。かってはユリ科。
アマドコロと似ているが、茎はまるくて稜がない。
 
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ニッコウキスゲ ゼンテイカ(禅庭花)はススキノキ科ワスレグサ属
の多年草かってはユリ科。一般にはニッコウキスゲの名前で呼ばれ
ることが多い。日光霜降高原などの群落が有名で、花が黄色で葉が
カサスゲ(笠萓)に似ているため、地名を付けてニッコウキスゲと呼
ばれる。
 
lバショウr.jpg
 
バショウ:バショウ科バショウ属の多年草。バナナとよく似ている。
バナナより耐寒性があり、関東地方以南では露地植えも可能である。
バショウの繊維を利用した工芸品が作られている。
バナナ状のものは雌花、その右は雄花。
 
mヒョウタンボクr.jpg
 
 ヒョウタンボク スイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。6-7月の赤い
実が2個ずつ対になっているので、ヒョウタンのように見える。 
 
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マツムシソウ : マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。北海道から
九州に分布する日本固有種で、山地の草原に生育する。マツムシが鳴くころ
に咲くことが和名の由来とか。
  
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ムサシアブミ サトイモ科テンナンショウ属。マムシグサや
ウラシマソウの仲間雌雄異株。土壌の栄養状態が良いと雌花
となり、実をつけるが栄養状態が悪いと雄花となる。写真
中央下に未熟果実が見えます(写真を拡大して確認して
ください)。
 
pムラサキセンダイハギr.jpg
ムラサキセンダイハギ マメ科ムラサキセンダイハギ属。普通の萩
は秋に咲くが、本種は初夏5月頃に咲き、色も萩と違い紫色。ソラマメ
に似た実ができる。
qメイゲツソウr.jpg
メイゲツソウ  デ科イタドリ属多年草。虎杖(イタドリ)の花は白いが、
本種の場合は紅色を帯びる。 雌雄異株。和名の由来はお月見のころに
花をつける。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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田島が原サクラソウ群落自生地の野草 [植物観察]


田島が原サクラソウ群落自生地の野草

国の特別天然記念物指定の埼玉県の田島が原サクラソウ群落自生地4haにサクラソウ100万本、ノウルシ無数が生育しています。さらに、これらの隙間にトダスゲ、ノカラマツ、ヒキノカサが生育し、これら5種は準絶滅危惧種等に指定されています。過去何回か足を運んだのですが、ノウルシがますます蔓延ってきた感じがしました。全面積の80%くらいを占めているようです。夏になるとアシ、オギが一面を覆い、サクラソウを保護しているのでしょう。ニホンサクラソウは江戸時代荒川原野に自生したものを種子などで繰り返し栽培するうち、赤、桃、紫、白などの色変わりや様々な形の花形が生まれたそうです。

ニホンサクラソウ(桜草・サクラソウ、学名Primula sieboldiiはサクラソウ科サクラソウ属の多年草:自生地では林間の湿性地や原野の草間に生え、ときに群生します。田島が原サクラソウ群落自生地では、花の色の濃淡は真紅~薄いピンクまであり、花弁の形は隙間の無いものから隙間の大きいもの、先端が大きい、尖っているものなど観察されています。花びらの中心の白い円がはっきりしたものから殆どないものがあり、花びらの枚数は5枚が基本ですが、4枚、6枚~10枚まで観察されているそうです。花びらの遺伝的な形質は5枚でしょうが、何らかの変化で奇形?ができるのでしょう。4つ葉、5つ葉のクローバに似ています。



以下に主だった野草を写真で紹介させていただきます。

あサクラソウ1.JPG

サクラソウ:花びらの隙間があります。

いサクラソウ2,1.JPG

サクラソウ:花びらの隙間がありません。

うサクラソウ26弁.JPG

サクラソウ:花びらが6枚だそうです。

えサクラソウ3芯.JPG

サクラソウ:花びらの中心の白い円がはっきりしません。

おサクラソウ4・田島白.JPG

サクラソウ:シロバナサクラソウでこの地に発生したそうです(田島白)。

かノウルシ.JPG

ノウルシ: トウダイグサ科トウダイグサ属で湿地を好む多年草。有毒植物。準絶滅危惧種。

きアマドコロ.JPG

アマドコロ: ナギイカダ科アマドコロ属の多年草。所々で群生していました。ガイドさんによると、ナルコユリの生育は無いそうです。両者は似ていますが主に茎の手触りで区別されます。角張る
: アマドコロ、丸く感じる : ナルコユリ。

こツボスミレ.JPG

ツボスミレ: スミレ科スミレ属の多年草。小型のスミレでニョイスミレ(如意菫)ともいう。

さトダスゲ.JPG

トダスゲ: カヤツリグサ科スゲ属。埼玉県戸田が原に生育していたことに因む。環境省絶滅危惧1A類。

しノカラマツ.JPG

カラマツ : キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で草地に生える。絶滅危惧Ⅱ類。

すハナウド.JPG

ハナウド: セリ科ハナウド属の多年草。やや湿ったところを好む。

せヒキノカサ.JPG

ヒキノカサ: キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。湿地を好む。絶滅危惧Ⅱ類。

そミツバツチグリ.JPG

ミツバツチグリ : バラ科キジムシロ属の多年草。日当たりの良い草原などに生える。



 


 


 


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セイロンベンケイが開花しました [植物観察]

舎人公園でセイロンベンケイに花が咲きました。屋外で育てたセイロンベンケイを11月舎人公園サービスセンター内に取り込み栽培を続けました。1月頃小さな袋(萼・蕾)ができ、2月下旬に開花しました。写真に開花までの様子を示しました。

セイロンベンケイ (セイロンベンケイソウ:Kalanchoe pinnata Pers.) ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の植物で、別名を花の形からトウロウソウ(灯籠草)といいます。英語で"Good-luck leaf"と書き、幸運の葉と呼ばれています。原産は南アフリカで、日本では沖縄や小笠原諸島自生しています。

多肉質の多年生草本で、暑さには強いのですが寒さに弱い性質を持ちます。日当たりの良い場所を好みますが、半日蔭でも育ちます。開花期は一概に言えませんが1-4月です。

土中に埋めるとか水を入れた容器に浸すと葉の縁から不定芽を出す(無性生殖)性質を持つので、はからめ(葉から芽)ともいわれています。

花は下の写真のように緑色の風船のような形をした萼(がく)ができ、その中に小さな蕾がすでにできています。大きく長くなった萼の下を突き破るようにして花が出現し、花びらを反り返すように開きます。増やし方は不定芽で簡単に増やせます。種子も出来るようですが、まだ確認していません。

aはからめ.jpg

風船のような萼が出来始めました(1月)。

bはからめ.JPG

開花直前の全体の姿です。

cはからめ.jpg

風船(萼)は大きく長く伸びてきました。開花直前です。

dはからめ.jpg

風船(萼)の先端から花びらが出てきました。

eはからめ.JPG

花びらの先は反り返ります。

fはからめ.jpg

地面の落ちた葉の縁から不定芽がでて幼植物となりました。移植可能です。

gはからめ.jpg

同じく不定芽が生育している様子です。 


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足立区の樹木・ポケットガイド新刊 [植物観察]

足立区の樹木・ポケットガイドが新たに発行されました。これまでの足立区の野草・ポケットガイド、足立区の野鳥・ポケットガイドと自然観察3点セットの最終版です。長年時間を費やしようやく完成しました。

内容は、新しい植物の分類方法の解説、冬の葉腋の姿、都道府県の木、足立区の保存樹のことなど盛り沢山です。以下簡単に紹介させて頂きます。ここでの写真は写りが悪いのですが、現物は見事です。写真をクリックして拡大して見て下さい。

DSC_0040r.jpg

このような表紙です

DSC_0039r.jpg

 目次です

新しい植物分類

しい植物分類: APG分類体系とは

最近、植物の分類体系に新しい手法が導入されています。植物観察を行っている者

にとって、今まで使っていた科名が無くなる、変更される等により不便が生じる可

能性があるでしょう。

1990年以降、被子植物の分類体系DNA解析(葉緑体DNA解析)による系統学手法が

導入されました。この手法の進展により欧米では、植物図鑑などが新しい体系に変

わってきています。わが国でも、将来この手法が植物分類学の主流になると考えら

れています(APG植物分類体系APG)

従来の分類法は、リンネの自然の体系(18世紀)ら、生物を科、属と区分する分類体系

が生まれました。これにダーウイン(19世紀)の進化論が取り入れられ、花や葉を基にした

類縁関係からマクロ形態的な分類体系が定着し、これまで教科書や図鑑でこの分類方法が

採用されてきています。この方法は、単純な構造を持つ花から複雑な構造の花が進化した

として、植物を系統的に分類したもので誰でも直感的に分かり易い方法なのです。ところが

APG法はDNA情報を基にした植物の新しい分類法です。この方法では外見によらないで遺伝子

情報(DNA情報) の差から類縁関係をつかもうとするものです。学術的には優れた手法ですが、

植物を観察する植物愛好家にとっては、定着するまで時間がかかると思われます。しかし、

既に一部の図鑑ではAPG法が採用されており、将来多くの図鑑や教科書が新しい方法に書き

換えになると考えられますので、本書でもこの分類に従っております。

APG法導入により科が変わった樹木の例、( )は旧分類。 

裸子植物 コウヤマキ:コウヤマキ科(スギ科)スギ・コウヨウザン・メタセコイア・

ラクウショウ:ヒノキ科(スギ科)

被子植物 イイギリ:ヤナギ科(イイギリ科)ムクノキ・エノキ:アサ科(ニレ科)

アオギリ:アオイ(アオギリ科)、イロハモミジ・オオモミジ・メグスリノキ・ヤマモミジ

・トウカエデ:ムクロジ科(カエデ科)トチノキ・ベニバナトチノキ・セイヨウトチノキ

:ムクロジ科(トチノキ科)ウツギ・ヒメウツギ・ガクアジサイ・アジサイ:アジサイ

(ユキノシタ科)、サカキ・ヒサカキ・ハマヒサカキ・モッコク: サカキ科(ツバキ)

ンリョウ・ヤブコウジ:サクラソウ科(ヤブコウジ科)アオキ:ガリア科(ミズキ科)

コムラサキ・ムラサキシキブ:シソ(クマツヅラ科)キリ:キリ科(ノウゼンカズラ科)

新しいAPGによる分類法の模式図の説明

植物の進化の歴史を示した分類体系を簡略化して次頁に図示しました。古い順に列挙すれば

シダ植物、裸子植物、被子植物となり被子植物は被子植物基底群(3(もく))、単子葉

類(11目)、真正双子葉類(37目)に大分類されます。図の縦の短冊内のカタカナ書

きは目(もく)表し、

目の下の階級に科が配置されます。被子植物の科数は416に分類されています。


世界最古の被子植物は1目1科1種のアンボレラ(ニューカレドニアに生育)です。

DSC_0041r.jpg

新しい植物分類体系と旧分類法の図解

DSC_0045r.jpg

樹木の写真図鑑の一例:すみません写真がぼけています。

  


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舎人公園野草園のタコノアシ [植物観察]

舎人公園野草園でタコノアシが生育しています。湿地環境をつくり栽培しました。

タコノアシ(蛸の足、学名:Penthorum chinense)はタコノアシ科の多年草。ユキノシタ科とされていたが花の形態などはベンケイソウ科に近く、ベンケイソウ科に入れる説もあります。最新のAPG植物分類体系では、独立のタコノアシ科(Penthoraceae)と分類されています。
日本のほか東アジアに広く分布し、湿地や沼地など湿った場所に生育します。日本では絶滅危惧II類(VU)から
準絶滅危惧(NT)に変更された(環境省レッドリスト)ことから少しずつ復活しているのですね。
高さは数十cmくらい。細長い葉がらせん状につき、数本に分かれた総状花序を放射状に茎の先につけ、8~9月頃小さい花を多数咲かせます。これを上から見ると、吸盤のついた蛸の足を下から見たのに似ています。タコノアシの名の由来は朱色に染まった総状花序が吸盤のある「鮹の足」に似ているからです。晩秋になると総状花序の蒴果が熟し、全草が茹蛸のように朱く変化します。以下の写真で見て下さい。ピントが甘くてすみません。

1タコノアシ7,23.jpg

タコノアシ:7月23日の生育。

2イタコノアシ7,23.jpg

同じく7月23日の生育の様子:蕾が見えます。

3タコノアシ7.30.jpg

タコノアシの開花:7月30日。

4エタコノアシ9.14r.jpg

登熟初期(9月14日)の様子:総状花序に赤身がでてきました。

5オタコノアシ9.29r.jpg

登熟期(9月29日):色づき蛸の足に似てきました。

6タコノアシ.jpg

登熟期(9月29日):直ぐ上の写真を上から写した様子。蛸が頭を下にして足を広げているように見えます。

6タコノアシ2.jpg

タコノアシの拡大した総状花序の蒴果(11月2日):種子は既に飛散しています。

7タコノアシ種子.jpg

タコノアシの種子:0.1mm(100ミクロン)位の微小な種子です。無数(数万個)の種子を着生します。ヤセ

ウツボやナンバンギセルも微小ですが、さらに小さい種子です。

8タコノアシ種子r.jpg

タコノアシの種子:0.1mm(100ミクロン)位の微小な種子の拡大写真。細長く種皮には沢山の突起があります。風や水で運ばれ伝播します。写真左上は約100倍の拡大写真。


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飯能市名栗の散策 [植物観察]

先月、埼玉県飯能市の名栗温泉に行きました。宿泊ホテルは100年続いた大松閣で、最高のもてなしを受けました。この周辺では夏にはホタル観賞、名栗湖、キャンプ場、カヌー工房、小川での釣りなど楽しめます。ホテル周辺の森の小道での散策で、目に留まった植物を写しました。それらの一部を紹介させていただきます。

大松閣 (2).JPG

100年の歴史があるホテル大松閣。

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大松閣近くの風景:沢蟹がいます。

ナグリ.JPG

釣り場:ヒメマス、イワナなどが釣れます。

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ホテル近くに自生しているイワタバコ:山の壁面で水が滴れ落ちていました。かなり広く分布していました。

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イワタバコの花は小さいく可憐でした。

タマアジサ.JPG

この辺一帯がタマアジサイの群生地です。

タマアジサイ2.JPG

タマアジサイの開花:咲いてしまえばガクアジサイにそっくりです。開花前のツボミが玉(球形)です。

タマアジサイ4.JPG

玉が破れて開花している様子です。

IMG_5040 (3).JPG

キササゲの花と実が同時に見れました。

ミゾソバ.JPG

ミゾソバ:舎人公園にも生えています。

ハンゲショウ.JPG

ハンゲショウ:舎人公園にもあります。

クマシデ.JPG

クマシデ:舎人公園でも見られます。

オニドコロ.JPG

オニドコロ。


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舎人公園野草園にレンゲショウマが開花 [植物観察]

レンゲショウマはキンポウゲ科の多年草で、山地や深山の湿気のある林下に自生しています。関東では、御岳山のレンゲショウマは有名です。このような環境で生育するレンゲショウマが果たして舎人公園野草園のような高温で直射日光の強い過酷な条件で生育可能でしょうか。今年で苗を植えてから3年目になります。昨年までは、うまく開花しませんでした。今年は、寒冷紗で30%ほど遮光し、夏のあいだほぼ毎日潅水しました。努力した甲斐があり、見事に開花しました。規模は小さいですが沢山咲きました。写真で紹介させていただきます。

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御岳山のレンゲショウマ

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舎人公園野草園のレンゲショウマ、これ以外にも生育しています。遮光は有効のようです。

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一株に沢山ツボミをつけました。このまま、開花しました。下向きに開きます・

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花がレンゲ(蓮華・ハス)・葉がショウマ似なので、レンゲショウマ。きれいでしょう。

角のある果実は珍しいです(写真一枚目の右上を見て下さい)。


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ウマノスズクサのジャコウアゲハによる食害 [植物観察]

ウマノスズクサのジャコウアゲハによる食害

ジャコウアゲハの体内にはウマノスズクサの毒、アリストロキア酸(ウマノスズクサの学名アリストロキアから命名)を蓄積して保身しているが、アリストロキア酸は同時にジャコウアゲハの摂食刺激物質となる。そのため、ウマノスズクサの葉や茎と同様にアリストロキア酸を含有する卵、幼虫、蛹、卵殻および脱皮の抜け殻も幼虫の餌と見なされ食べられる。また、ウマノスズクサの抽出物をろ紙に吸い込ませると、ジャコウアゲハはそのろ紙に産卵する(京大)。これらの事実から、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサの葉と茎を区別しないで食べると推定される。ウマノスズクサに最初に産卵し、その幼虫が葉と茎を食べればウマノスズクサの一部は枯死する。さらに産卵が増えると幼虫数が増し食害が進行しウマノスズクサの地上部は殆ど枯死寸前に至る。このような状態で観察すると幼虫は必至に、生き残っている茎を食べていた。

ジャコウアゲハはやっとウマノスズクサを見つけたのでしょうか、毎日1~複数の成虫が産卵にやってくる。最近では、繁茂したウマノスズクサが枯死状態なので、周辺の小さなウマノスズクサ数か所の葉に産卵し続けている。約一月も産卵が続いています。このままでは、来年以降ウマノスズクサが野草園から姿を消す懸念があり、何らかの対策が必要です。

ジャコウアゲハの雌がウマノスズクサを見出す能力は前肢にそのセンサーがあるという情報があります(農林水産省農業生物資源研究所:蝶の味覚受容)。

気がついたこと:ジャコウアゲハは周囲に色々な花が咲いているのに何故かアレチハナガサの小さな花のみ密をあさっていました。ジャコウアゲハの雌を見つけてから一月ほど経過したのに、いまだ雄の姿を見ていません。

以下写真を紹介させていただきます。

あウマノスズクサ1.jpg

ウマノスズクサ:一部枯死が見られる

あ産卵直前.JPG

8月17日(最初の産卵から一月後)の産卵の様子(数少ない小さなウマノスズクサにまで産卵)

あ卵.jpg

産卵が全部で5個ありました

あ幼虫食葉.jpg

葉を食べている幼虫:終令(5令)?

ウマノスズクサ2.jpg

かなり食害が進んでいます

幼虫食茎.JPG

茎を食べる幼虫

ウマノスズクサ枯死.jpg

ほぼ全滅のウマノスズクサ

蛹.jpg

ほぼ全滅のウマノスズクサの奥に蛹(お菊虫)が沢山ありました。カマキリなどの外敵に見られない場所と判断?し、移動しないでその場で蛹化したのでしょうか。お菊虫は怪談皿屋敷のお菊由来(前回のブログを見て下さい)

成蝶とアレチハナガサ.jpg

アレチハナガサに集中して密を吸っていました。


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足立区の樹木・ポケットガイド [植物観察]

昨年から今年にかけて、”足立区の野草・ポケットガイド”および”足立区の野鳥・ポケットガイド”を発行しました。共に好評で短時間に完売してしまいました。A6版のポケットサイズで携帯に便利です。これらに引き続き新たに”足立区の樹木・ポケットガイド”を編集中です。近い内に発行できると思います。”足立区の野草・ポケットガイド”の姉妹編で、樹木を200程度選んだ写真集に解説を加えたものです。

以下に一部抜粋して紹介させていただきました。下の写真はあまり出来が良くありませんが、完成品は綺麗に仕上がります。ご期待下さい。

クリックして見て下さい。

表表紙.jpg

     表表紙です

もくじ.jpg

      もくじです

写真1.jpg

   本文写真集の一部です

写真2.jpg

   同じく写真集の一部です。


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舎人公園にセイヨウヒルガオが発生 [植物観察]

先月、舎人公園にセイヨウヒルガオが群生していることがわかりました。恐らく数年前に何らかの理由で導入されたのでしょう。注意して見ないとヒルガオ、コヒルガオと見間違えします。

セイヨウヒルガオは、1900年ころ鑑賞用として導入されたものが野生化し分布拡大したものです。土壌の劣悪な環境に耐え、地下茎と種子で蔓延します。外来生物法で要注意外来生物に指定されています。本種とヒルガオ・コヒルガオの見分け方は簡単です。以下の写真を見て下さい。写真をクリックして見て下さい。

コヒルガオ本.jpg

コヒルガオ:花の基部の萼が苞に包まれている。ヒルガオも同様です。花と茎の中間に苞はありません。

コヒルガオ花.JPG

コヒルガオ:セイヨウヒルガオと葉の形が違います。

セイヨウヒルガオ群生.jpg

セイヨウヒルガオの生育状況:花は夕方萎みます。

セイヨウヒルガオ花1.JPG

セイヨウヒルガオの開花の様子。

セイヨウヒルガオ花.JPG

セイヨウヒルガオの花の裏面:花の基部には萼のみ存在します。苞は見えません。

セイヨウヒルガオ.jpg

セイヨウヒルガオ:花の基部は萼のみで、花と茎の中間に苞が一対存在します。これが見分けのポイントです。葉はコヒルガオよりヒルガオに近い形をしています。


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国立自然教育園の植物 [植物観察]

5月、山手線目黒駅近くの国立自然教育園で植物観察をいたしました。当園は鬱蒼とした森林が広がり、山地のイメージが強く、山野草の観察に最適です。また、色々な樹木も多く、最近植物の種名板が充実してきました。都内ではなかなか見られない植物が年間を通じて生育しています。それらの一部植物を写真で紹介させていただきました。

アオイスミレ.jpg

アオイスミレ:春一番に咲くスミレで花は終わっていました。種名板が見やすいです。

イカリソウ.jpg

イカリソウ:花は見られませんが、船の碇の形に似ています。

イヌショウマ.jpg

イヌショウマ:花は9月頃で白い穂状に沢山着きます。

サイハイラン.jpg

サイハイラン:ラン科で葉は一枚だけの珍しい植物。鱗茎は漢方に利用されます。

ウグイスカグラ.jpg

ウグイスカグラ:赤い実は食べられる。鶯が鳴く頃開花する。

サルトリイバラ.jpg

サルトリイバラ:猿はまさか引っかからないでしょう。西日本では、餡餅をこの若葉で包むそうです。

セリバヤマブキソウ.jpg

セリバヤマブキソウ:葉はせり葉で花はヤマブキ。

マツカゼソウ.jpg

マツカゼソウ:草本では唯一ミカン科で固有種。舎人公園でもみられます。

ムサシアブミ.jpg

ムサシアブミ:サトイモ科テンナンショウ属でウラシマソウやマムシグサの仲間。舎人公園に生育していましたが今年は出ませんでした。ウラシマソウは順調に育っています。

モミジガサ.jpg

モミジガサ:モミジの葉?の中から花茎が伸びて夏に白い小さな花をつける。

ヤマボウシ.jpg

ヤマボウシ:秋に熟した実は美味しいです。ハナミズキのあとに開花しますが目立ちます。


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コナラの発芽 [植物観察]

舎人公園で沢山コナラが発芽していました珍しい現象です。コナラなどのドングリは、種子が乾くと発芽しないとされています。コナラでは、種子の水分が30%程度以下になると枯死するとされ、普通ドングリが落下し2~3週間地上に放置されると、コナラの種皮は比較的薄いので、発芽能力を失うと推定されます。

舎人公園で発芽が見られた場所は、コナラの木の下で、何らかの理由でドングリの上に土が薄くかぶさっていました。そのため、適当な水分が確保され、春先3月~4月に発芽したと考えられます。適当な湿潤状態が保たれれば、半年以上経過しても発芽能力を有するという研究結果もあります。

以下コナラの発芽の様子を写真で紹介させていただきます。クリックして拡大して見て下さい。

コナラ発芽.jpg

発芽間もなくです。赤い子葉の養分で生長するでしょうが、すでに根を深くおろしています。細根もあり根でも養水分を吸収していると推定されます。

発芽1.JPG

あちこちで発芽が見られました。

発芽.jpg

発芽と発根の様子です。

コナラ.jpg

かなり生長しています。

クヌギ盆栽.jpg

私が10年ほど前、種子から育てたコナラの盆栽です。


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八重咲のユキヤナギ [植物観察]

我が家の庭に一本の木から、枝分かれして、一方の枝に八重、片方の枝に一重の花がさきました。八重のユキヤナギは大変珍しいと思います。突然変異かもしれません。ユキヤナギに似たものとしてシジミバナがありますが、これは八重で、種子ができず、花の中央が窪み、シジミを連想させ、葉の裏表に毛が生えています。コデマリにも八重咲がありますがこれとも違います。開花後種子ができるか興味があります。写真をクリックし、拡大して見て下さい。スマホ撮影ですが。

雪本.jpg

八重咲のユキヤナギ:花びらは9~11枚。一番下の写真の右下の花です。

雪一重本.jpg

一重咲:5弁です。下の写真の左上の花です。

ユキヤナギ本.jpg

枝が二つに分かれ、右下方に見えるのが八重咲、左上に見えるのが一重咲の花です。見づらいので拡大してみて下さい。


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ナナカマド:街路樹 [植物観察]

ナナカマド(七竈):バラ科の落葉高木。赤く染まる紅葉・果実が美しい。北海道、東北地方で街路樹として多用されている。山地~亜高山地帯に分布。果実は鳥のエサに、果実酒に用いられる。また、七回竈に入れても燃えないという、硬い材なので、極上の備長炭の原料とされる。

2月の極寒の時期に、函館、小樽、札幌に行ってきました。函館でまず気がついたのは、街路樹のナナカマドでした。白い雪と赤い実のコントラストが何ともいえませんでした。この時期まで実が残っているのは、不思議でしたが、実が完熟しないと鳥が食べない?そうです。

ナナカマドは多くの市町村の木に指定されており、北海道で特に多いです。街路樹のナンバーワンは、札幌ではナナカマド、二番目がイチョウになっています。函館ではプラタナスが一番で次いで多いのがナナカマドです。

舎人公園にもナナカマドが一本だけあり、毎年赤い実がみられたのですが、昨年伐採されてしまいました。

函館の夜景、植物など紹介させていただきます。スマホでの撮影です。クリックして拡大して見て下さい。

函館の夜景、薄暮.JPG

函館山から見た函館の夜景(薄暮)

函館の夜景.JPG

函館山から見た函館の夜景

ナナカマド.JPG

街路樹ナナカマド(函館市)

ポプラ.jpg

巨木ポプラ

カラマツ.JPG

大木カラマツ

摩周丸.JPG

旧青函連絡船摩周丸

氷のすべり台.JPG

氷のすべり台

雪の洞爺湖.JPG

冬の阿寒湖


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舎人公園にただ一本の木:センダン [植物観察]

 新しく購入したウインドウズ8での投稿です。

1943頃、私は鳥取県長瀬村の農家に育った。農家の庭なので農産物の乾燥・調整のため広い面積であった。その片隅に一本の大木、センダンが生えていました。子供の頃、このセンダンの樹皮を煎じて飲まされました。虫下しのためです。この木の黄色い実をムクドリ(方言でジュウジュ)がよく食べにきておりました。センダンの木は西日本に多く、海岸に多く植えられているのは砂防のためでしょう。

子供のころから印象に強いセンダンが舎人公園に一本だけありました。舎人公園の樹木はボランティアを通じて調べたところ200種程度です。そのセンダンは見つけた時は1m位の幼木でした。おそらくムクドリあたりが運び発芽したのでしょう。それから6年ほど経過し、現在は直径25cm位の大きな木に生長しました。ところが、舎人公園再整備のため、そのセンダンが切断されることになりました。舎人公園で一本しかない木でもあり、舎人公園サービスセンターのご協力により、移植していただきました。思いが通じた感じで嬉しかったです。

センダンについて調べてみました。

センダン:栴檀  ムクロジ目センダン科センダン属の落葉高木で、ヒマラヤが原産のようです。センダンの古名はおうち(アウチ)楝・樗。栴檀というのは飛鳥時代に渡来した白檀、紫檀、赤檀などの香木の総称で、これらは日本にない木です。センダンの名の由来は、インドで白檀のことをchandanあるいはSandalと呼ぶことからその発音が訛りセンダンとなり、紛らわしいですが栴檀の漢字が与えられたのです。現在日本で生育しているセンダンも漢字で書けば栴檀ですが、白檀、紫檀、赤檀とは別種です。インドでは5000年以前から国家の財産として、センダンの木のあらゆる器官・部位が利用されてきています。

センダンのわが国における利用:街路樹、庭木に、公園に栽植されます。樹皮は生薬の苦楝皮として駆虫剤に、材は建築、器具、用具に、果実は生薬の苦楝子として外用薬に利用されています。しかし、果実にはサポニンを含むため、食べると中毒を起こします。

前回本ブログで色々な樹木の葉痕について写真で紹介させていただきました。例えばオニグルミの葉痕はキリン?馬?の顔そっくりでした。今回取り上げましたセンダンの葉痕も見事な顔に見えます(写真下)。

senndann1.jpg

センダンの葉痕:猿の顔?スマホでの撮影でピントが甘いです。

senndann4.jpg

同じくセンダンの葉痕です。


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樹木の冬芽と葉痕 [植物観察]

冬の植物観察で、面白いのは、樹木の冬芽と葉痕です。主に落葉樹で冬が近づくと枝と葉柄の付け根に離層が形成され落葉します。この葉(葉柄)が付け根から剥離したところを葉痕(維管束、すなわち導管と篩管の痕)といい、これを観察すると、種特有の形が見られます。人の顔、動物の顔に見えることもあります。肉眼で見るのには、葉(葉柄)の大きいほど見やすいです。常緑樹でも見られます。舎人公園などで観察した葉痕の主なものを写真で示しました。見てください。皆さんも落葉した樹木を観察されると面白いですよ。スマホで撮影したのですが、クリックして拡大してみてください。

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クルミ:何に見えますか?

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同じくクルミです

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ホオノキです。すみません横向きで。

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同じくホオノキです。新芽が大きく花芽でしょう。

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マロニエ(セイヨウトチノキ):葉痕の姿が下の写真と異なります。

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同じくマロニエ:ねばねばした新芽が帽子に見えます

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ムクロジ:馬?犬?牛?の顔、新芽はまだ小さいです

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トチノキ:マロニエに似ています

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同じくトチノキです

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カクレミノ(左)とタラノキ

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フジ(左)とモクレン

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ユズリハ(左)とユリノキ

 

 

 


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舎人公園のヒガンバナの種子:種子生成の謎 [植物観察]

ヒガンバナ(彼岸花、マンジュシャゲ):ヒガンバナ科ヒガンバナ属の全草有毒性球根植物、多年草、rycoris radiata。なじみの深い花で、方言が最も多い植物といわれ、その数1000以上が知られています。

鳥取の湯梨浜町では昔シタマガリと言っていました。まれに白花があります。よく目にする白花はシロバナヒガンバナ
(3倍体)で、ヒガンバナの近縁種です(シナヒガンバナとショウキズイセンとの雑種) どこにでも見られるヒガンバナですが、皆さん種子を見たことがありますか?ヒガンバナは3倍体で減数分裂が正常に行われないため種子出来ないとされています。牧野富太郎博士はヒガンバナの結実を見たことが無いと言っています。大正、昭和とヒガンバナの結実に関する研究が積み重ねられました。これらの結果を総括すれば、極一部種子ができるといえます。

最近の調査“神奈川県自然誌資料32(2011)”によると、自然状態での結実率(結実数/総花数)は0.3~0.01%程度です。以前の研究では、結実しても発芽しないという報告がありますが、本資料によると種子をチャック付きのビニール袋で4~7℃の条件で、播種まで保存した結果26%の発芽率を得ています。 では、何故3倍体のヒガンバナに種子ができたのでしょう?難しい問題ですが、自然界では膨大な数の花粉と胚嚢細胞が作られており、非常に確率は低いのですが減数分裂がうまく行われる染色体の組み合わせが何らかの原因でできるためと考えられています。 

3倍体ができるメカニズムは2つあります。1:2倍体と4倍体が交雑した場合。2:2倍体の固体が何らかの原因で減数分裂が抑制され、通常の減数分裂が行われるX本の染色を持つ配偶子(精核または卵細胞)の代わりに非減数性の2Xの染色体を持つ配偶子が形成され、この配偶子がX本の染色体を持つ配偶子と受精し3Xを持つ種子となる場合。  

見た目でヒガンバナそっくりのコヒガンバナ(シナヒガンバナ)rycoris radiate var.pumila がありますどちらも中国原産です。ヒガンバナとの区別点は開花が1ヵ月ほど早く、種子ができることです。コヒガンバナは正常に減数分裂が行われる2倍体なので種子はできます。 コヒガンバナはヒガンバナの変種とされていますが、上記の3倍体ができるメカニズム2の方法によって、2倍体のコヒガンバナから3倍体のヒガンバナが生まれたと推定されています。 

舎人公園にも沢山ヒガンバナが生えています。これらの中から2個種子をとることができました。写真を示しました。冷蔵庫に保存して春になったら播いてみようと思います

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ヒガンバナの種子は着生していません。  

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 種子は着いていません。

 ヒガンバナ種子A地区4.jpg

種子は着いていますが、完熟するのか分かりません。

ヒガンバナ種子A地区5.jpg

完熟した種子は一個採れました。

ヒガンバナの黒い種子.jpg

  完熟した種子の種皮を剥いだところ。黒く実ります。

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別の場所での結実状況。一個だけ種子ができています。

ヒガンバナ種子B地区2.jpg

結実した一個の拡大写真です。

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コヒガンバナの種子。

 


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国営ひたち海浜公園のコキア [植物観察]

先日、国営ひたち海浜公園に行ってきました。総面積350haで、そのうち190haが現在開園しているそうです。トロッコ電車を思わせるシーサイドトレインに乗って一回り見物しました。見渡すかぎりのコキアには圧倒されましたが、残念ながら紅葉は終わり、茶色く変色していましたが雄大な風景でした。舎人公園では現在紅葉中です。コキアの種子は、加工してとんぶりとして市販され、畑のキャビアとも言われ珍味なのですが、これだけの面積でキャビアを作れば何トン?もできますね。とんぶりの作り方は本ブログで紹介されています。簡単に作れます。コキアは別名ほうき草ともいわれ、収穫後、地上部はほうき(箒)にも利用できます。

コキアのあとはネモフィラが計画されると思います。どちらもこぼれ種で無数に発芽します。現在ネモフィラが沢山生えていました。来春にはコキアが生えてくることでしょう。

本公園では、そのほかナタネ、ヒマワリ、チューリップ、コスモス、バラなど四季折々楽しませてくれます。自然の森では自然観察もできます。サイクリング、遊園地など盛り沢山でした。

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シーサイドトレイン:快適でした。

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巨大な観覧車もありました。

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一面がコキアでした。種はありませんでした。

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山一面がコキアでした。

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コキアの説明がありました。写真は拡大できますが、ピンボケになると思います。

 

 

 


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神代植物園で植物観察会 [植物観察]

先日神代植物園で、植物観察会が開かれました。目に留まった植物を紹介させていただきました。前回も見られましたが、今回もマヤランの開花に出会いました。珍しい花なので、ラッキイでした。

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赤紫色のパンパースグラスの観察風景

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お馴染みのパンパースグラス(巨大です)

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イチゴノキ:ツツジ科の常緑低木。果実は食用になるが、美味しくない。

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イヌビワ:クワ科落葉小高木。イチジクみたいに食べられる。

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オニドコロ:ヤマノイモ科の多年草。正月には橙、昆布、串柿と共に飾って長寿を祝った。

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シキミ:シキミ科常緑高木。昔から墓地、寺院に植え供えた。有毒。

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スズメウリ:ウリ科一年草。実がカラスウリより小さいからスズメウリ。オキナワスズメウリの果実は綺麗。

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タヌキマメ:マメ科一年草。毛で覆われている様を狸に見立てた。薬用植物。

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ダンドボロギク:キク科一年草。名の由来は愛知県段戸山で発見されたことによる(1933年)。

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ノシラン:ユリ科多年草。花の姿、葉脈が熨斗に似ているとか。

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マルバフジバカマ:キク科多年草。色々な昆虫を花蜜が誘引する。

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マヤラン:ラン科の多年草。名は最初の発見地神戸市摩耶山に因む。菌と共存する菌従属栄養植物(腐生植物)。絶滅危惧Ⅱ類。滅多にお目にかかれません。常緑林内に生育します。

 


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ネズミノオの群生 [植物観察]

足立区の皿沼公園にイネ科ネズミノオ属のネズミノオ(多年草)が群生していました。舎人公園ではほとんど見かけないのですが、何故かこの公園に広がっています。朝から夕方まで日が差しており、ゲートボールや滑り台のある公園で、盆踊りも行われます。

細長い花序が鼠の尾に似ていることから種名がついたようですが、鼠の尾よりはるかに細長いのですが、なんとなく似ています。ネズミノオの変種にムラサキネズミノオがありますが、この場所のネズミノオの中に混じっていたかも知れません。

写真を拡大して見てください。

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一面がネズミノオで覆われていた。

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ネズミノオの姿。

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ネズミノオの茎葉の部分。

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ネズミノオの花序。

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同花序拡大写真、子実が膨らんできた。

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ネズミノオの花序を除いた姿。


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